動物性タンパク質を多く含か肉や魚、それにビタミンに富か野菜などを、私の知識を駆使してせっせと食べたのだが、あまり効果があったようには思われなかった。実ほから、「私らは何にもたいした物を食べたわけじゃないのに、しぼって棄てるほど出だのに。あんたの飲まそうとする努力が足りんのじゃ」などと非難されるし、次女はミルクを飲まそうとすると歯を食いしばって絶対に飲まないし……で、あの時は本当にせつなかった。私の身体は女性として劣っているんじゃないかなどと、自信を失くしたりもした。
どうも思い起こして総合してみると、あんまり栄養だとか何だとか気にしないで、どちらかといえば実だくさんの味噌汁などを毎日、上に食べていた人たちの方が、よくけ乳が出ていたように思う。最近乳房マ。サージで注目されている桶谷式の乳指導でも、あまり動物性脂肪は摂らないようにと指導しているというから、米などのでんぶん質系統と野菜類を主とした味噌汁という栄養学的にみれば至極単純すぎて問題のある取り合わせの方が、案外、効果があるのではないかと私は結論づけている。これなども、教科書通りの栄養理論のみでは片づけられない人体の生理の不思議というべきかもしれない。
ただし母乳の生産量の多い人少ない人という体質の問題があるかもしれないしヽ食品や環境の汚染の問題もあり、産婦自身がストレスなどにより体力を落としていることも考えられるから一概には言えない。しかし母乳量を増やしたいと切望している人は、一度試してみる価値はありそうだ。このように、お産の始まりから産有期にかけて、米はお産と大変密接に関係している(日本全国に類似の風習が広くみられる)。私の調査した地方は非常に米の収穫の少ない、または皆無の地であり、日常の主食は芋、とうもろこし、麦飯(米二・五合、丸麦一升)であったことを考えれば、人々は白米飯など、米には特別な思い入れがあり、貴重なものと考えていたであろう。そういう点から推察すると、伝統的な社会においては、お産は非常な特別待遇を与えられるほどの重要なものと解されていたことがわかる。
「ヒマヤ」、「サンヤ」、「デーベヤ」瀬戸内の島々や沿岸部には、「ヒマヤ」とか「サンヤ」という風習もあった。「ヒマヤ」には暇屋(西条市、西ノ川、T家)、秘魔小屋(大三島、F家)などの字があてられた。近在一といわれるような大きな家の庭の一隅に建てられていて、T家のはご了三平方メートルくらいの広さで、真ん中にいろりの切ってある一部屋の一戸建てであったし、F家のはそれより少し広いと思われたが、同じたたずまいで、内部は土間と畳の間にわかれていた。なお内部は改造されていたので、くわしくはわからなかった。
これらの小屋で、一家の女性たちは月経時や産獅期を過ごした。T家では一度だけ出産もここで行なわれた。またF家では、二〇世紀の初頭まで実際に使われていたそうだ。別家など建てられない庶民で、それでも女性の生理などについての仏教の不浄の教えを厳格に守る家において、古い時代には女性たちはそのような時、戸外の軒下にむしろを敷いて生活したし、少し近年になると家の中の土間にむしろを敷いて暮らすことが許され、やっと、「昭和の初め頃には家の者と同じ所で暮らして食べ物だけ別火にした」(上須戒のKさん、A氏の妻ともに一九二〇年代に初産)。そこでの暮らしは、さみしいし、つらいものだったという。
2012年12月25日火曜日
2012年9月26日水曜日
企業の経営効率を高めて利潤をふやす
これらも「冷たさ」「昧気なさ」「単純化と画一化」を実感させることになりました。このような状況を社会学では「大衆社会化」と呼んでいますが日本でもヨーロッパやアメリカのあとを追ってゆきました。ヨーロッパやアメリカで文化や文化経済学が盛んに議論されるようになったのは一九六〇年代後半以降であるといわれています。日本社会も約一〇年遅れて「文化の時代」へと進みつつあったのです。
最近の企業の求人広告やパンフレットには音楽家、芸術家などのメッセージが写真とともに登場する機会が多くなりました。アメリカ企業や日本企業でも「効率第▽王義ではいい人材は集らない。」という意見が多くみられるようになりつつあります。この背景にはいくつかの要因がありますが、情報技術の導入によって、効率やビジネスの考え方に大きな変化がおこりつつあるためだ、というのが定説になっています。
かつては企業の経営効率を高めて利潤をふやそうとしますと、経営者は大規模な設備を投資して大量の製品を供給し製品単位=コストを下げ、市場での競争力を高めることに主眼を置いていました。市場で財を購入する消費者は製品の一定量がどれだけ安く買えるかに大きな関心をもっていて、代替品が登場してきて製品の質が急激に変化するなどということは予想していなかったのです。このような経営の方法を「規模の経済の追求」と言います。
しかし情報技術が進歩してきて、電話、ファックス、POSシステム、コンピュータによる情報処理やデータベースの構築が進んでくると、消費者の好みや需要の変化を電気通信システムによって企業に伝達し、企業が情報技術を応用した柔軟な生産体制によって、コンピュータのプログラムを変更しさえすれば簡単にデザインや部品の組合せを変えて消費者の多様な需要に応える多様な製品を短い時間で供給できるようになってきます。
そうしますと消費者の動向や生産技術の動向を他社よりも速く手にいれてより速く経営組織を対応させることが必要になってきます。「変化に有効に対応しうる経営」をもたらしてくれるのは誰でしょうか。それは消費者の需要の変化や新しい経営の手法の変化や情報技術のもたらす生産方法の変化に敏感で、いくつかの情報をコーディネイトして新しい経営の方法を絶えず考え、提案し、実行してくれる人材です。
最近の企業の求人広告やパンフレットには音楽家、芸術家などのメッセージが写真とともに登場する機会が多くなりました。アメリカ企業や日本企業でも「効率第▽王義ではいい人材は集らない。」という意見が多くみられるようになりつつあります。この背景にはいくつかの要因がありますが、情報技術の導入によって、効率やビジネスの考え方に大きな変化がおこりつつあるためだ、というのが定説になっています。
かつては企業の経営効率を高めて利潤をふやそうとしますと、経営者は大規模な設備を投資して大量の製品を供給し製品単位=コストを下げ、市場での競争力を高めることに主眼を置いていました。市場で財を購入する消費者は製品の一定量がどれだけ安く買えるかに大きな関心をもっていて、代替品が登場してきて製品の質が急激に変化するなどということは予想していなかったのです。このような経営の方法を「規模の経済の追求」と言います。
しかし情報技術が進歩してきて、電話、ファックス、POSシステム、コンピュータによる情報処理やデータベースの構築が進んでくると、消費者の好みや需要の変化を電気通信システムによって企業に伝達し、企業が情報技術を応用した柔軟な生産体制によって、コンピュータのプログラムを変更しさえすれば簡単にデザインや部品の組合せを変えて消費者の多様な需要に応える多様な製品を短い時間で供給できるようになってきます。
そうしますと消費者の動向や生産技術の動向を他社よりも速く手にいれてより速く経営組織を対応させることが必要になってきます。「変化に有効に対応しうる経営」をもたらしてくれるのは誰でしょうか。それは消費者の需要の変化や新しい経営の手法の変化や情報技術のもたらす生産方法の変化に敏感で、いくつかの情報をコーディネイトして新しい経営の方法を絶えず考え、提案し、実行してくれる人材です。
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